留学を検討している方からよくお問い合わせいただく質問をまとめました。
ニュージーランドについて、海外留学や学校について、現地の生活、ホームステイなど、様々な質問についてお答えいたします。
ニュージーランドについて
ニュージーランドはどのような国ですか?
ニュージーランドは、南半球・オーストラリアの南東に位置し、北島と南島を中心とする島国です。人口は約500万人。国土面積は日本の約7割で、そこに日本の人口の4%に当たる人々が暮らしています。
主産業は農業・観光・教育です。公用語は英語、マオリ語、手話です。南半球なので季節は日本の逆。四季はありますが、海洋性気候で住みやすい環境です。
ニュージーランドの物価はどうですか?
ニュージーランドの消費税(GST)は15%で、買い物の際の表示価格は消費税を含む内税です。労働に対するサービスなどの場合は、別途消費税がかかるものがあります。また、高校生にも適応するニュージーランドの最低時給は、$21.20(Training期間は $16.96)で日本円で約1,800円です。ですから、買い物などで表示されている金額を見ると、日本と比べて高く感じることでしょう。この価格の高さには、ニュージーランドの地理的要因、人口の少なさ、国内の産業の少なさなどが関係しています。しかしながら、生活必需品は、品質の良いものが何でも手に入りますし、外食も衛生的でおいしいものを食べることが出来ます。
留学の初めのころは、日本と物価を比べて、その高さに驚くことがあると思いますが、滞在期間が長くなるにつれて気にならなくなり、逆に日本に帰国した時には、物価の安さに驚くでしょう。ちなみに現地高校生の中でも、週末にアルバイトをしている生徒もいますが、通常の高校留学の学生ビザでは、アルバイトは出来ません。
ニュージーランドの携帯電話事情はどうなっていますか?
NZには、4社のプリペイド携帯電話サービスがあります(Skinny / two degrees/ Vodafone / Spark )。各社ともいろんな料金制定と特典がありますが、ExcelNZでは、いろんな特典を考慮して、Skinnyを使用しています。
携帯電話(スマホ)は、ホストファミリーやガーディアンとの連絡に使います。ガーディアンからの連絡は、直接、生徒の携帯への通話での連絡になります。簡単なホストファミリーへの連絡または友達同士の連絡は、この電話を使って、SMSメッセージでの連絡が主流です。また、セキュリティー上、留学生はいつも携帯電話を携帯することが求められています。
緊急を要さない日本側との連絡、またはガーディアンからの連絡、友達同士での連絡は、学校やホームステイ先、ショッピングモールなどお金の掛からないWi-Fi環境で、Line やMessengerなどで連絡をすることがほとんどです。外出先で、地図などを調べたいときは、この携帯のデータを使います。ちなみに留学生におすすめのプリペイド(Skinny社)のプランの月々の金額は$16NZD(1か月4週)です。日本への通話は、1分25セントです。
学校、学校生活について
留学には英語力は必要ですか?
現地中学・高校または大学・専門学校へ留学するために英語力は必要です。高校留学の場合、英検2級以上の英語力をもっていることが望ましいです。大学・専門学校へ入学する場合は、IELTSのスコアが必要になりますので、ご相談ください。
語学学校は、英語のレベル別にクラスが分かれていますので、初心者の方でも問題なく入学できます。留学に向けて、英語で簡単な会話ができるよう渡航前にしっかりと勉強をしておいてください。
ニュージーランドの授業スタイルを教えてください。
ニュージーランドの授業スタイルは日本とは少し違います。黒板の前で先生が講義をするスタイルではなく、先生から与えられた課題を自分のペースで進めたり、グループで取り組んだりします。自分の考えや意見を述べるディベートも多くあります。一見、自由で真面目に授業を受けていないように見えることもあるかも知れませんが、あくまでも指示待ちではなく自分でつかみ取っていく学習方法です。
ニュージーランドの授業に参加していくには、英語力もさることながら、失敗を恐れない姿勢が大切です。YEAR10までは、選択教科以外は、所属する学級単位で授業を受けます。YEAR11~13は、日本の大学のように、自分が選択する授業の教室に毎時間移動して授業を受けます。自分のホームルームは、ホームクラスの先生の教室で、その時間だけ集合します。ホームルームのメンバー(級友)は、YEAR11~13までの縦割りのメンバーです。
どのような留学コースがありますか?
中学・高校留学、大学・専門学校留学、語学留学など、一人ひとりの留学の目的やゴールに合わせて、コースを紹介いたします。
コースによって、入学条件等が異なりますので、一度エクセルニュージーランドまでお問い合わせください。
留学で単位を取れますか?
Year11からNCEA(The National Certificate of Educational Achievement)が始まります。NCEAはLevel1~3まであり、大学入学資格に繋がるもので、通常授業内での課題や定期テスト、年度末の一斉テストで取得する単位です。年度末テストだけでなく、普段から授業を疎かにせず、勉強に取り組むことが大切になります。
今までのエクセルニュージーランドの留学生も最大限勉強に取り組み、現地高校で単位を取得し、卒業しています。
学校までの通学方法は?
通学は、徒歩圏内ホームステイ以外は、バス通学です。メトロカード(バスカード)を作ってそれを使うと、現金より約25%安い金額が適応されます。登下校の交通費は片道一律$1.5(子供料金/18歳まで)です。
クライストチャーチのバスシステムは充実していて、留学生はバスを使って、どこでも行くことが出来ます。バスの乗り方、バスカードのトップアップ方法については、到着後のオリエンテーションで指導します。
生活費の上昇で、その困窮サポート措置の一環として2023年6月まで、バス代が半額になっています。
学校でラップトップを使いますか?
ニュージーランドでは、授業中や宿題にコンピューターを使いますので、中期以上の留学生はラップトップを日本から持ってくる必要があります。
学校の成績とNCEAについて教えてください。
学校の成績は、各教科の課題やテストの結果として成績を付けます。100点満点で点数で成績を表さず、正解率の%に応じて、E-Excellent(優)、M-Merit (良)、 A-Achieved(可)、NA-Not Achieved(不可)で表されます。成績表は、留学生は保護者に対して、2学期末と4学期末に発行されるところがほとんどです。その際5段階評価ではなく、この学習内容に対して、どうだったかを上記の表記で表されます。生徒一人ひとりに成績や出席日数が記録される学校のウェブアカウントがあり、生徒達はそのアカウントから成績や取得単位(YEAR11以降)を確認出来ます。2週間おきに、出席日数や授業態度や取り組みのレポートがアップされる学校もあります。 YEAR11からは、NCEAの単位を取得していくことが、将来の進路やキャリアにとても大切になってきます。NCEAとは、全国統一の高校教育認定資格である、NCEA(『National Certificates of Educational Achievement』)です。NCEAはニュージーランド国内、または別の国で進学する際の入学要件の一部となりますので、ニュージーランド以外の海外の大学に進学を希望する場合でも、とても大切です。日本の大学でもNCEAの成績を重要視する大学も増えてきています。NCEAはレベル1、2、3の3段階で取得できます。
- レベル1(Year11(日本の高校1年生))
- レベル2(Year12(日本の高校2年生))
- レベル3(Year13(日本の高校3年生))
各レベルで、各科目の単位(Credit)を取得していきます。各学年で取得しなければいけない単位は以下の通りです。
- レベル1:合計80単位以上 ⇛ レベル1またはそれ以上の単位から取得する
- レベル2:合計80単位以上 ⇛ レベル1が80単位以上取れた場合、レベル2に20単位繰り越しされます。ですから、60単位以上の取得が必要です。
- レベル3:合計80単位以上 ⇛ レベル2が合格の場合位、20単位が繰り越しされます。+ですから、60単位以上の取得が必要です。
また、下記の単位を3年間の間に取得する必要があります。例えば、レベル2で80単位を取っていても、下記の単位を取れていない場合は、レベル2をパスしたことにはなりません。
- レベル1の読み書き能力(Literacy)を10単位
- レベル1の計算能力(Numeracy)を10単位
Literacy、Numeracyの単位の取得は、この単位が含まれる単元をパスすると自動的に加算されます。
Year11以上の学年になると、「Internal」「External」という言葉を耳にする機会がとても多くあります。
- Internal:Internal Assessmentの通称です。学内評価テストのことです。日本でいう中間・期末テストのように、その単元が終わると学内でテストが行われます。
- External:External Assessmentの通称です。4学期終了後、11月2週目ぐらいから行われる全国統一試験のことです。全ての学校が同じ日の同じ時間に同じテストが一斉に行われます。1科目につき3時間のテストです。
成績はInternal、Externalともに先の4段階で評価されます。優・良・可、どの単位でも取得する単位数は同じです。
ホームステイについて
ホームステイ先はどのように決められますか?
ホームステイ宅は、各学校が訪問、面接し、また犯罪歴(ポリスチェック)などを調査した家庭を厳選しています。
その中から、留学生本人の希望を踏まえ、各学校がホームステイ先を決定します。健康上関係するリクエスト以外、本人の希望が通らない場合がありますので、予めご了承ください。
その他
日本から携帯電話を持って行った方が良いですか?
留学生には、セキュリティーの観点から、スマホを持ち歩くことを推奨しています。ホストファミリー、ガーディアン、留学生担当の先生、現地での友達との連絡に使います。日本で現在使っているスマホが、SIM Free(iPhoneなど)のものであれば、こちらに持ってきて、SIMを挿入すれば使えます。SIMとコンセントプラグは、こちらでお渡しします。
日本で現在使っているスマホがSIM Freeでなければ、こちらで購入することになります。
ただし、LINEのアカウントは、一つの番号にアカウントが一つしか開けませんので、必要なら新しく作ることになります。今使っているスマホを日本との連絡用に、ディバイスとして持ってくることも可能です。スマホをこちらでレンタルを希望される場合は、あらかじめお知らせください。
ニュージーランドの電圧は、220-230Vです。デジカメやスマホ、パソコンは、ほとんど100-230V対応ですから、コンセントプラグを変えるだけで、変圧器は必要ありません。ニュージーランドのプラグの形状は、OまたはO2タイプです。
上記以外のご質問等がございましたら、お気軽にご連絡ください。